「めん家」 とんこつラーメン (名古屋市昭和区)
豚骨から生まれるストレートな旨さが魅力的なラーメンです。

スープの材料となっているものは豚骨のみで、その髄の髄まで煮出したようなコク味と意外なほどの甘味には驚きを覚えます。
丁寧な下処理と計算された仕込方法により、臭みや雑味もほとんど感じさせません。
舌にまろやかな旨味を残しつつも、くどさが全くと言っていいほど無く、豚骨という素材の奥深さが存分に表現された味と言っても過言ではないでしょう。

は煮込んだ醤油ダレのほど良い甘辛さと香ばしさが漂うチャーシュー2枚、焼きのり、小口切りのネギ。これらはあくまでもシンプルで、それでいて良いアクセントにもなっています。
もちろん、ゴマや紅しょうがなど定番の薬味もカウンターには用意されていますが、まずは修飾されていない素のままのとんこつスープを味わってみることをお勧めします。(ちなみに、自家製のラー油はかなり辛い仕上がりですので入れ過ぎに御注意を)

は博多より仕入れる極細麺でさらりとした舌触りと粘り気のある腰、独特な粉の風味がとんこつスープに違和感なく馴染み、その王道らしさははある種の安堵感すら与えてくれます。

ここ「めん家」は日進市にある、同じくとんこつラーメンの「鶴亀堂」とは姉妹店にあたります(「めん家」の方がお姉さん)。
店名が異なるように両店とも少しずつメニュー構成が異なり、それぞれの店主の個性を垣間見ることができます。
もちろんその根底にある九州博多のドとんこつの味造りは共通のもの、気骨ある旨さは名古屋人でも納得の行くものだと思います。
場    所 名古屋市昭和区隼人町7-11大砲ビル2F
ア ク セ ス 地下鉄鶴舞線「いりなか駅」の2番出口を出て左へ15m程歩いた左手のビルの階段お登ってすぐ。
営 業 時 間 朝11時〜15時、夕18時〜23時
定 休 日 火曜日
メ ニ ュ ー とんこつ、とんこつ野菜、味噌、四川、四川地獄など
創 業 年 1985年(過去の変遷を経て現在の店舗となったのは2000年〜)
そ の 他 近くに高校があるので、テスト週間等にかち合うと大変です

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